ケース2:母は認知症で入院中。亡くなった父の遺産をどう分ける?

□状況
父が他界。相続人は母と長男の兄、長女の私、次女の妹の3人になりますが、
母は認知症で入院しています。認知症になると相続人として遺産分割協議に
参加できないと聞いたことがありますが、本当でしょうか?
現在、子どもは全員家を出て、別に住んでいます。母は入院中なので、
実家には誰も住んでいません。遺産を分けるとしたら、実家を売却したお金と、
父の預貯金が1000万円程度になります。母が認知症になる前に何か準備を
しておくべきだったのでしょうか?

●トラブル予防策
認知症になると遺産分割協議ができないこともあるので、その際は成年後
見人を立てなければなりません。しかし、そうすると家庭裁判所が遺産分
割に関与するため基本的には、法定相続通りに分割するしかなくなってし
まいます。成年後見人をつけなくてもいい状態なら、故人の希望通りの相続が
できたかもしれないのに、認知症になったばっかりに本意でない相続をすること
になってしまいました。これも遺言があれば回避できたケースです。

※成年後見人は、どうやって立てる?
成年後見人は本人の保護や支援の必要性に応じて家庭裁判所が選任します。
実際は本人の親族か弁護士、司法書士がなるケースが多いようです。利用
する場合は本人の住所地の家庭裁判所に申し立てます。

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